高額な報酬がもらえるとして人気が高い不動産業界。
現在日本は「第2のバブル」といわれており、東京都内などの都市部の地価が上昇しており、世界中の投資家から土地や物件などの不動産が注目を集めています。
新卒・転職者にも不動産業界は人気が高く、多くの人が「働いてみたい業界」として名前を挙げています。
そんな不動産業界に必須な資格が「宅地建物取引士」の資格です。
この資格はふどう不動産業界で働く人はもちろん、一般のサラリーマンや主婦の方にも非常に人気が高い国家資格であり、副業・起業にも役立つ資格といわれています。
今回は老若男女を問わず人気が高い宅地建物取引士についてご紹介していきます。
●こんな人に読んでほしい記事です
・宅地建物取引士とは?
・副業・起業にも役に立つ資格なのか教えてほしい
宅地建物取引士とは?
宅地建物取引士とは、基本的な民法はもちろん、不動産に関する知識を持っていることを証明する国家資格です。
宅地建物取引士にしか扱えない仕事があり以下の3つがあげられます。
- 契約締結前の重要事項説明を行う
- 重要事項説明書の記名・押印
- 契約書の記名・押印
宅地建物取引士は不動産業界に携わっている人全員が持っている資格ではありません。
そのため賃貸物件を借りる時に案内をしてくれた人が無資格の場合、宅地建物取引士の資格を持っていない人が重要事項の説明は行えないため別の人が契約の説明を行う事も珍しくありません。
また不動産事業の従業員のうち5人に1人は宅地建物取引士の資格を持たなければならないという法令があるため宅地建物取引士の資格を持っている人は、不動産業界で非常に重宝される存在といってもいいでしょう。
宅地建物取引士の3つのメリット
宅地建物取引士の資格を持っていると以下のメリットを得ることができます。
- 不動産業界への就職・転職が有利
- 給料が上がる
- 不動産関連の知識が身につく
一つずつ解説していきます。
1.不動産業界への就職・転職が有利
上述した通り、宅地建物取引士の資格は重要事項の説明や、事業所にいなければならない存在であるなど、不動産業界において非常に重要な資格です。
宅地建物取引士の合格率は15%と低く誰でも取得できる資格ではありません。そのため有資格者であるだけで、転職市場において有利な状況となることでしょう。
また合格をしているということは、しっかりと勉強をして努力できる人への証明ともなります。
宅地建物取引士は不動産業界以外の人からも知名度が高いため、「しっかりと勉強をしている人」と他業界でも評価されるため、どんな業種でも転職を有利に進めることができるのが大きなメリットといえるでしょう。
2.給料が上がる
宅地建物取引士の資格を持っていると、資格手当をもらえる企業が多く存在します。企業によりますが月数万円の資格手当がもらえるため、年収が数十万円増えます。
もちろん、社内での評価も上がるため出世や昇進がしやすくなるのも大きなメリットです。不動産業界での収入UPはもちろん他業種でも資格一時金をもらえるところも多いため、ぜひ取得しましょう。
3.不動産関連の知識が身につく
建築基準法や権利関係、法令など幅広い知識を身に着けることができます。
また不動産関係だけではなく、一般的な「民法」も試験範囲に入っており社会人であれば知識として知っておくべきことを学ぶことができます。
自分自身の教養を高めるという点でも宅地建物取引士の勉強はメリットがあるといえるでしょう。
勉強時間は?
一般的には、3か月から半年ほどの期間を要して、250時間程度で合格できるといわれています。
しかしこれはあくまで目安です。もっと短い時間で合格できる人もいれば、長時間勉強をしても不合格の人も珍しくありません。
宅地建物取引士の試験は1年に1回であるため、不合格になってしまうと次の試験は1年後になりますので、しっかりと勉強を行いましょう。
勉強方法は?
難易度が比較的高い宅地建物取引士ですが、独学でも十分合格することが可能です。
宅地建物取引士は非常にメジャーな資格なので、インターネットに有益な情報があり、書店にも参考書がたくさんあるため、勉強がしやすい環境が整っています。
独学での合格のコツは「スキマ時間を有効活用」することです。
インターネット上に宅地建物取引士の試験対応の情報があるため、スマホで勉強をすることが可能です。
スマホでも勉強ができるため、通勤時間やちょっとした待ち時間でも効率的に勉強ができます。
忙しい社会人だからこそスキマ時間を有効活用して合格を目指していきましょう。
副業にも役立つ宅地建物取引士!
宅地建物取引士の資格を持っていると、自分で不動産の売買取引を行うことができるため、
不動産業の独立開業が非常にしやすくなります。
また、宅地建物取引士の資格を取得したい人は非常に多いため、その人たち向けの講座を開いて副業として活動している人もいます。
本業でも副業でも有効活用ができる宅地建物取引士の資格をぜひ取得してみませんか?