仕事にはさまざまな職種が存在します。代表的なものとして「営業職」と「事務職」があげられます。
特に人気が高いのは事務職。
総務や経理、法務など縁の下の力持ちな存在が一般的な事務職です。
事務職は新卒・既卒を問わず事務職の求人には応募が集まり、タイミングや能力が合わないと就職が難しい職種といえるでしょう。
しかし「営業ではなく事務職になりたい!」と思いの方も多いと思います。そういった方は自分の能力を上げるために、簿記を取得することをおすすめします。
簿記の知識はどの会社でも必要不可欠で、資格を取得することで企業に重宝されるのはもちろん、副業・起業にも役に立つ資格です。
今回は簿記の魅力についてご紹介していきます。
●こんな人に読んでほしい記事です
・簿記とは?
・簿記取得のメリットを知りたい
簿記とは?
簿記は簡単に言うと「起業のお金の出入りを記帳する」ものです。
さらにわかりやすく言うと「家計簿」をイメージするとわかりやすいと思います。
家計簿は一か月の収入はいくらなのか?1か月の支出はいくらなのか?を計算すると思います。
食費や医療費、保険費などさまざまな費用が発生しており、その合計を支出として計算をしています。
企業の簿記も考え方は全く同じです。今月の売り上げはいくらだったのか?支出はいくらだったのかを記入して管理しています。
「簿記」と聞くと難しいイメージを持たれる人も多いと思います。「減価償却費が…」「貸借対照表の見方が…」など難しいイメージを持つ人も多いと思いますが、実は私たちが普段から使っている家計簿の「企業バージョン」といえば、簡単に聞こえませんか?
簿記はとっつきやすく勉強がしやすいため、初めての資格を受ける方にもおすすめです。
簿記検定には2種類存在する?
簿記検定は2種類存在します。「日本商工会議所」が主催を行っている日商簿記検定と「全国商業高等学校協会」主催している全商簿記検定です。
一般的な簿記は日商検定簿記検定になりますので、そちらを受験するようにしましょう。
簿記を取得するメリットは?
簿記を取得するメリットは以下の3つがあげられます。
- 会社の経済状況がわかる
- 株式取引に役立つ
- 転職がしやすくなる
一つずつ解説していきます。
1.会社の経済状況がわかる
上述したとおり、簿記は「企業の家計簿」のようなものです。簿記を学ぶことによって、企業の資産や支出状況などがわかります。
会社の経済状況がわかるというのは非常に大きな武器です。簿記の知識は就職や転職に役立てるだけではなく、社会人として大切な力を手に入れることができます。
2.株式取引に役立つ
1で述べたように簿記を習うと会社の経済状況がわかります。
株式会社は毎年決算書というものを公表しています。決算報告書を細かく見ることで、その企業の将来性や安定性などを分析ができます。
簿記の知識は株式取引に非常に役立つため、株式取引を始める方にはおすすめの資格といえるでしょう。
3.転職がしやすくなる
簿記は知名度が非常に高く、持っているだけで転職に有利な資格といえます。
上述した通り、会社の決算書を分析することができるため、経理に活かすことが出来たり経営者にアドバイスを送ることも可能です。
経理への転職の場合、実務経験のほかに簿記検定を持っていることが募集要項になる場合も少なくありません。
また未経験の場合は、簿記資格必須という企業もあります。簿記は事務職に転職するうえで持っておきたい資格といえるでしょう。
簿記検定は独学でも合格できる?
簿記検定は3級、2級、1級とあり2級までは難易度があまり高くなくとりやすい資格といえるでしょう。
実務として役に立つのは2級の知識程度となります。
一般的に3級の勉強時間は50時間、2級は100時間程度で合格ができるといわれています。1日1時間勉強をする場3級の場合、試験2が月前から2級は半年前から勉強を始めるましょう。
勉強方法は独学で十分合格することが可能です。勉強のコツは「暗記ではなくしっかりとパターンを理解する」ことが大切です。
簿記検定は難しい単語が出てきますし、覚えることも多くありますが、パターンが決まっているため一度理解をすれば面白いように問題を解くことができます。
暗記をすることも大切ですが、しっかりとパターンを理解することを心がげていきましょう。
副業・起業にも役立つ簿記を取得しよう!
簿記資格は知識を有効活用することで副業や起業にも役立てることができます。
上述した通り株式取引にも有効活用ができますし、簿記1級を取得すれば専門的な知識を得ることができるため、経営者へのアドバイスができます。
就職や転職、副業や起業に役に立つコスパのいい簿記検定をぜひ取得してみませんか?