近年働き方改革により、「副業」を解禁する企業が増えています。そのためサラリーマンを中心に副業をする人が増加しています。
しかし一言で副業と言ってもさまざまな種類があり、どの副業をすればいいかわからないと悩む方も多いかと思います。
副業は、通常の会社員と全く違う働き方をするためある程度最初は戸惑う部分があるかとおもいます。
その際に役に立つのが「資格」。資格を持っておくと副業を円滑に行うことができ、本業にもプラスの効果が働きます。
今回はどうして副業がブームになっているのか、副業に役立つ資格についてお伝えしていきたいと思います。
●こんな人に読んでほしい記事です。
・副業をしたいけどどういったものをすればいいかわからない
・副業に役立つ資格を教えてほしい
副業がブーム?その理由は?
上述した通り近年副業をするサラリーマンの方が増えています。どうして副業をするサラリーマンが増えたのでしょうか?
主な理由は以下の4つが挙げられます。
- 副業を解禁する企業が増えたから
- 働き方改革により残業代が減ってしまったから
- 年功序列制度の崩壊
- ウェブで副業が可能のため参加ハードルが下がったため
1つずつ解説していきます。
1.副業を解禁する企業が増えたから
一昔前までの日本企業は原則副業を禁止していました。理由としては「本業に支障が出る」「残業が多く副業をする暇がない」などが理由として挙げられていました。
しかし近代の日本では副業をプラスと捉える企業が増えてきています。
副業をすることによって「本業では得られないスキルを身に付けることができる」「自分でお金を稼ぐことによってお金の価値を見いだすことができる」など会社員に副業をさせることによって、本業にも生かしてもらえると考える企業が増加しています。
副業を解禁した企業が増えることによってサラリーマンの中では副業ブームが起こっていると言えるでしょう。
2.働き方改革により残業代が減ってしまったから
「長時間労働」「過労死」など日本の労働環境は先進国の中でトップクラスに悪く、政府は働き方改革を進め、私たちの労働環境の改善を進めています。
働き方改革を進めることによって残業時間が減ったため、残業代をあてにして生活している人が困っているのも現実です。
しかし働き方改革を進めることによって私たちのプライベートな時間も増えています。
働き方改革によってできたプライベートな時間に副業を始めている人も多くいるでしょう。
3.年功序列制度の崩壊
従来の給与体系は「年功序列制度」が一般的でした。
頑張って働けば働いた分だけ給料がもらえ、年齢が上がれば基本給が上がりと言うシステムでした。
しかし近年は年功序列制度が崩壊しているため、若い人を中心に将来の不安を持つ人も少なくありません。
そのため本業とは別にもう1本収入の柱を立てたいと考えている人も多くいます。
また東証1部上場企業の会社であっても倒産する可能性はゼロではなく会社に依存せず自分で稼げるスキルを持つことが大切です。
年功序列制度の崩壊により副業をする人が増えたといえるでしょう。
4.ウェブで副業が可能のため参加ハードルが下がったため
副業といえば、どんな仕事のイメージをお持ちですか?「コンビニエンスストアでアルバイトをする」「学歴を活かして塾の講師をする」など一昔前までは本業とは違う場所で働くのが副業の主流でした
しかし近年はウェブを通じて副業をする人が多くなっています。
自分で営業をせずとも仕事を受けることができるクラウドソーシングサービスも流行し多く自分のスキルを売りやすい環境が整っています。
ウェブを通じて仕事が受注しやすくなったのは、これから副業をする人にとって大きなメリットとなり参入しやすくなった要因の一つといえるでしょう。
副業に資格は必要?
副業をするだけであれば特に資格は必要がありません。しかし資格を持っておくことで以下のメリットを得ることができます。
- 仕事の受注がしやすくなる…資格を持っている=信用度が上がります。信用度が上がることによって仕事の受注がしやすくなります
- 本業に活かせるスキルが身に付く…資格を取得することによって社内での評価がアップし会社によってはお祝い金を出している所もあり臨時収入を得ることができます。副業として資格を活かすことができなくても、本業で活かすことができるため資格取得は大きなメリットといえるでしょう。
- 高収入の案件を受けるができる…資格があれば専門性の高い副業ができるようになり高単価の案件を受注できます。
副業に資格は絶対必要とはしませんが、収入アップ、本業へのスキルアップのため資格を積極的に取得しましょう。
副業をするのに役立つ資格12個
副業をするのに役立つ資格の代表例として以下があげられます。
- 中小企業診断士
- ファイナンシャルプランナー
- メンタルヘルスマネジメント
- ビジネス実務法務検定
- 簿記
- キャリアコンサルタント
- マンション管理士
- 社会保険労務士
- 宅地建物取引士
- 行政書士
- 中小企業診断士
- 税理士
この中でも特におすすめな資格をご紹介します。
1.ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)は主に個人の収支や資産を計算し適切なアドバイスを送るために必要な資格です。
一般のご家庭でも「節税」や「節約」を意識されています。そのためお金のプロであるFPの需要が年々高まってきています。
ライフスタイルや価値観、経済状況に基づいて現状分析を行い、資産のためのアドバイスができるようになります。
資格取得の難易度も低く、知名度があるためコスパのいい資格といっていいでしょう。
FPは副業に活かせる事は、もちろん自分自身のお金へ対する知識取得にも役立てることができるためおすすめの資格となっています。
2.中小企業診断士
中小企業診断士は企業に対して経営のアドバイスを送ることができます。「コンサルティング業務」であり、高収入が見込める資格です。
中小企業診断士はどの会社にいても資格を活かすことができます。自社の経営状況を分析し改善をしていけば、本業での評価もアップすること間違いありません。
実は「コンサルティング業務」には資格は必要がありません。
しかし相手の立場に立って考えると「無資格」の人と「中小企業診断士を持っている人」ではどちらの人に依頼するかはすぐにわかると思います。
資格取得難易度は高いですが、社会的信用度が高くぜひとっておきたい資格といえるでしょう。
3.社会保険労務士
社会保険労務士は「労働や社会保険、年金に関する相談」など幅広い業務を取り扱っています。
特に「労働」についてはどこの企業も改革に動いているため社会保険労務士にとってはビジネスチャンスといえるでしょう。
労働の知識、社会保険の知識、年金に関する知識は本業でも非常に役に立ち、特に「総務部」にいる人にとっては重宝する資格といえるでしょう。
資格取得をしてスキルアップしていこう!
副業は本業とは違う視点で働くことができ、会社勤めのみでは気づかなかった事を知ることができます。
また副業が軌道に乗ればそのまま独立開業する人も珍しくありません。
「将来独立開業をしたい!」と思っている人はまずは副業から始めて自分自身のスキルを高めていくことをおすすめします。
資格を取得することによって本業・副業の両方にプラスの効果が発生します。ぜひ資格を取得して副業をしていきましょう。