都内を中心に拡大を続けているレンタルスペース。
利用するのはもちろん運営側に興味を持っている人も多いのではないでしょうか?
レンタルスペース運営は事業参入障壁が低く誰でも簡単にはじめられます。
一見するとメリットのように見えますが、実はデメリットの側面も持ち合わせています。
レンタルスペース事業を行う上で、事業参入障壁が低いことのメリットとデメリットを知ることは非常に大切。
今回は事業参入障壁が低いことによるメリットとデメリットをお伝えします。
・レンタルスペース運営を考えている人
・事業参入障壁が低いメリットとデメリットを知りたい人
レンタルスペースとは?
そもそもレンタルスペースはどういった事業名なのか詳しく知りたい方は、以下のリンクからご確認ください。
近年レンタルスペースが増加傾向なのは知っていますか? 一般社団法人シェアリングエコノミー協会によると2020年度は3249億円の市場規模が見込まれます。 これが2030年になると2兆3500億円までに市場規模が膨れ上がると予想さ[…]
事業参入障壁が低いことのメリット
事業参入障壁が低いことのメリットは以下の3つがあげられます。
- 簡単にはじめられる
- 特別な知識が必要ない
- 自己資金が少なくても始められる
一つずつ解説していきます。
1.簡単にはじめられる
一番のメリットはこちらになります。参入障壁が低い=簡単に始めることが可能です。
誰でも簡単に事業が始められるので、忙しいしサラリーマンでも開業ができ、片手間でも事業を始められます。
2.特別な知識が必要ない
レンタルスペースの開業には特別な知識が必要ありません。
参入障壁が高い事業は、専門的な知識や特別な技術が必要であり、誰でも簡単に行う事はできません。
しかし参入障壁が低いレンタルスペースは、特別な知識が必要なく資格や学歴に左右されることなく開業が可能です。
3.自己資金が少なくても始められる
レンタルスペースは「不動産投資」に当たります。不動産投資のイメージはアパートやマンションの1室を購入して貸出を行うイメージが強いかと思います。
しかしこの方法は数百万円から数億円かかる方法で元手が少ない人は事業を行えません。
その点、レンタルスペースはマンションやアパートを借りるため1か月数万円の費用を支払うだけ。
もし事業が上手くいかなくても部屋の解約を行うだけでOKなので負債を抱えることもありません。
レンタルルームの必要資金は部屋の大きさによって違いますが、1Rなら50万円~100万円程度で開業可能です。
低コストで簡単に開業できるのはレンタルスペースのメリットと言えます。
事業参入障壁が低いことのデメリット
事業参入障壁が低いことのデメリットは以下の3つがあげられます。
- 競合が入ってきやすい
- 収入が安定しない
- 継続が難しい
一つずつ解説していきます。
1.競合が入ってきやすい
参入障壁が低いため、誰でも簡単に行える半面、競合ユーザーも多く参入してきます。
レンタルスペースは低コストで知識も必要ないためサラリーマンや主婦、学生でも事業が行えます。
ライバルが多くなれば、その業界で生き残るのは難しくなり「レッドオーシャン化」してしまいます。
レンタルスペース以外にも参入障壁が低い仕事は以下の通りです。
- せどり
- アフィリエイト
- YouTube
- ライター
- 物販業界
成功するかは別として、誰でも挑戦はしやすい仕事だと理解できるかと思います。
参入障壁が低い仕事は多くのライバルに勝ち続ける必要がある事を覚えておきましょう。
2.収入が安定しない
競合が増えると一人当たりの売り上げが少なくなり利益を生み出しにくくなります。
例えば100万円を10人で取り合えば一人当たり10万円ですが、100人で取り合えば1万円です。
競合他社が増えるというのは、想像以上に利益が減る理由になります。そのため競合他社にはない工夫を凝らし、売り上げを確保する必要があります。
レンタルスペースの売り上げをUPする方法は以下の記事に書いてあるので参考にして下さい。
3.継続が難しい
競合が増えるという事は、参入障壁が高い業界に比べ競争が激しくなります。
参入障壁が低く市場が大きくなれば、大手企業も参入して個人レベルでは太刀打ちできない状態になるのも珍しくありません。
参入障壁が低い業界で挑戦するには、独自の色を出していきユーザーへの利便性を高めることが必要です。
しかしこのように独自の色を出しても、事業が安定せず継続できない人がほとんど。参入障壁が低い分、独自の色が出せない人はすぐに市場から追い出されてしまいます。
利益が出た翌年に大赤字になるケースも珍しくないのが、参入障壁が低い業界の特徴です。
短期間の事業としては良いですが、長期的な目線だと続けるための努力が必要な事を覚えておきましょう。
レンタルスペース事業は始めた方がよい?
レンタルスペース事業はすぐに始めることをおすすめします!
参入障壁が低い業界のため、専門知識が必要なく、低コストで開業が可能です。
もちろんデメリットの部分もありますが、まだ参入している人が少ないので、短期的には利益確保はできます。
今後レンタルスペース事業は伸びていくと予想されています。
競合が少ないうちに先行して事業を開始して利益を確保していきましょう。